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胃カメラ

経鼻的胃内視鏡検査

当院では、鼻から胃カメラを挿入し経鼻的胃内視鏡検査を行っています。
経鼻的胃内視鏡検査は、咽頭刺激がほとんどないため、嘔吐反射が少なく楽に検査ができ、胃カメラ検査の主流になって来ています。
経口的内視鏡検査との差異は下記のとおりです。

経鼻内視鏡検査と経口内視鏡検査の特徴

「おなかの健康ドットコム」から引用

  経鼻内視鏡検査 経口内視鏡検査
挿入経路

経鼻(鼻から)挿入

経口(口から)挿入

内視鏡の外径

5~6mm程度

8~9mm程度

内視鏡の画質 通常の検査では、十分な画質 より精密な検査に適した高画質
治療・処置
(組織採取や簡単な治療が対応可能)

(高度な治療にも対応)
麻酔(前処置) ・鼻の通りを良くする薬を噴霧した後、鼻に麻酔をかける。
・鎮静剤は普通使用しない。
・しかし、希望により鎮静剤を使用する。
・のどに麻酔をかける。
・治療のために検査時間が長くなる場合や反射が強い場合、患者さんの同意を得て鎮静剤を使用することがある。
検査中のつらさ ・嘔吐反射が少ない。
・鼻腔が狭い場合などでは、痛みを感じることがある。
・嘔吐反射がある。
※鎮静剤を使用した場合には、つらさが軽減される。
検査中の会話 ×
検査時の注意点
/副作用
・鼻腔が狭い場合、挿入できないことがある。
・鼻出血する場合がある。
※鎮静剤を使用した場合、稀に副作用が起こることがある※1。
検査終了後の注意点 ・検査後に異常がなければ、すぐに帰宅できる。 ・検査後に異常がなければ、すぐに帰宅できる。
※鎮静剤を使用した場合、検査後1時間程度は、医療機関で安静にしている必要がある。また、検査当日は、車の運転等ができない。

※1 全国518施設が参加したアンケート調査では、2003年から2007年の5年間に、鎮静剤に関連して生じた偶発症は、0.0013%(12,563,287件中167件)であったと報告されています。

胃内視鏡検査の予約:下記の曜日・時間にて検査予約を行っています。

 
8:30~9:00 ×
10:00~10:30 ×

*14:00~15:00 : 予備検査枠、別途相談
*検査日時のご予約は事前にTELできますが、検査までの間に一度ご来院いただき感染症

検査(採血):「HBs抗原、HCV抗体、梅毒検査」が必要です。

胃カメラで診断できる疾患

鼻腔、咽喉頭

鼻茸、鼻ポリープ、咽頭がん、喉頭がん

食道

食道がん、逆流性食道炎、食道裂孔ヘルニア、食道静脈瘤、食道カンジダ症

胃・十二指腸

胃潰瘍、胃がん、胃ポリープ、胃粘膜下腫瘍、急性胃炎、慢性胃炎、萎縮性胃炎、ヘリコバクターピロリ感染症、胃アニサキス症、十二指腸潰瘍、十二指腸ポリープ、十二指腸憩室など

胃カメラによる検査

NBI(Narrow Bond Imaging)観察

色の周波数を制限し観察、がんを発見し易くする。
また深達度診断も可能。食道・胃の早期がん診断が容易になった。

内視鏡による生検

食道・胃の粘膜組織を摘まんで、病理検査(がんの確定診断)ができる。

迅速ウレアーゼ試験

胃の粘膜組織を摘まんで、ピロリ菌の有無を診断する。

胃カメラによる治療

食道・胃内異物除去術

食道狭窄部の食物の陥頓、水銀電池等の誤飲、アニサキス除去

食道・胃静脈瘤結紮術(EVL)

輪ゴムで食道静脈瘤を結紮する。(出血の場合、止血術)

胃内視鏡的止血術

胃十二指腸潰瘍の出血、ポリープ切除術後の出血(エタノール注入、クリップによる止血等)

内視鏡的胃ポリープ切除術(EMR)

胃ポリープをスネアにて絞扼、焼灼(またはcold)切除する。

*いずれも、入院を要しないと判断できる場合に治療可能です。

経鼻的胃内視鏡検査と鎮静剤(麻酔)

経鼻的胃内視鏡検査は、嘔吐反射が起きにくく、基本的には鼻腔、咽頭の局所の麻酔だけで、静脈麻酔することなく、検査可能です。
静脈麻酔は、a.検査後、リカバリーのための時間が必要(すぐに帰れない)。
b.帰宅後も、眠気等が残り、特に車の運転ができない(居眠り運転の危険!)などの注意が必要です。

しかし、当院では「それでも苦しいのは勘弁」という方には、軽度の鎮静剤の注射を行い(鎮静目的で、眠ってしまうわけではない)苦しくない内視鏡検査に努めています。
検査時にご希望を伺います。

胃カメラ検査の費用(概算)

検査費用 1割負担 2割負担 3割負担
検査のみ ¥1600 ¥3200 ¥5000
検査+病理検査(生検) ¥2800 ¥6000 ¥9000
検査+ピロリ菌検査 ¥2000 ¥4000 ¥6000
検査+病理・ピロリ菌検査 ¥3000 ¥7000 ¥10000

*その他の診察料、感染症採血の料金は別

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